生産における取り組み

理想科学は、「地球温暖化防止」や「資源の有効利用」を考え、省エネルギー活動や廃棄物排出量削減などの活動を推進しています。

省エネルギーへの取り組み

オンデマンド生産体制のしくみ

生産部門では、「必要なものを、必要な時に、必要なだけつくる」という基本姿勢のもと、資源やエネルギーを無駄にしない生産活動に取り組んでいます。

生産設備についても、大量・高速の設備を一度に用意するのではなく、需要に見合った能力の設備を段階的に設置すること、できるだけ現場のノウハウを盛り込んで自社製作すること、を基本にしています。

廃棄物の削減

理想科学では、3Rの推進を通して、廃棄物の排出量を削減しています。とくに再資源化されずに埋め立て処分する量を減らすことに注力しています。

*3R:
Reduce (リデュース) 廃棄物の発生を抑制すること。製造、物流、使用などに関わる資源利用効率を高め、廃棄物を極力少なくすることが考えられます。
Reuse (リユース) 廃棄物を再使用すること。使用済みとなった製品を回収し、洗浄、検品などの適切な処置を行った後、製品や部品として使用することが考えられます。
Recycle (リサイクル) 廃棄物を再資源化したり、再生利用したりすること。廃棄されたものを原材料とするなど、別な形で利用することが考えられます。

化学物質の管理

当社が製造する製品およびその製造工程では、多種多様な化学物質が使用されています。 当社は化学物質の使用・管理にあたってSDSを入手し、化学物質の有害性のほか、取扱い・保管・廃棄に関する留意事項を認識したうえで適正に取扱うとともに、さまざまな管理基準を設け、安全な使用・保管に努めています。 さらに、社員の安全はもとより、環境への影響も配慮した取扱いを徹底するため、化学物質の管理に関する手順書を作成し、取り扱い・保管・管理に携わる社員への教育を実施しています。

*SDS(Safety Data Sheet)
事業者による化学物質の適切な管理を促進するために、対象化学物質を含有する製品を他の事業者に譲渡または提供する際に、ともに提出するデータシートのことで、その化学物質の性状及び取扱に関する情報が記載されています。

PRTR指定化学物質への対応

理想科学は、PRTR指定化学物質の排出量・移動量を調査しています。調査結果をもとに、代替物質への転換や排出抑制策を検討し、生産過程における指定化学物質の排出量及び移動量低減に結びつけています。

*PRTR(Pollutant Release and Transfer Register:環境汚染物質排出・移動登録)
事業者自身による化学物質の自主的管理を促進し、環境保全上の支障を未然に防止することを目的とした制度で、工場や事業場における対象化学物質ごとの環境(大気、水域、土壌)への排出量や移動量(廃棄物として場外に排出した量など)を事業者自ら把握し、その結果を行政に報告・公表するものです。

宇部工場の緑のカーテンが表彰されました

宇部工場では、省エネ・地球温暖化防止に貢献する身近な取り組みとして、ゴーヤとアサガオを育てて緑のカーテンづくりを行っています。2013年は、管理棟の南側全面を2階まで覆う幅15m×高さ6.5mの緑のカーテンが完成し、宇部市の主催する「平成25年度緑のカーテンコンテスト」事業所部門で、優秀賞を獲得しました。

宇部工場にも遮熱塗装屋根を採用しました

各生産拠点では、設備のエネルギー効率を高めるために、さまざまな設備投資を行っています。その一つが、太陽光の強い日差しによる、建物の表面温度上昇を抑える遮熱塗装の導入です。2012年の筑波工場に続き、2013年は宇部工場でも屋根に遮熱塗装を施し効果をあげています。

このページのトップへ