製品回収・リサイクルへの取り組み
理想科学は、「使用済みの製品は廃棄物ではなく、貴重な資源である」との考えのもと、使用済み製品や消耗品の回収・リサイクルシステムを整備し、循環型社会の構築に積極的に取り組んでいます。
デジタル印刷機のリサイクル
当社は、日本国内で市場から回収されたデジタル印刷機を分解し、消耗部品と再使用部品に分別しています。
消耗部品は新品と交換されますが、再使用部品は当社の品質保証基準に基づいて検査され、合格したものが洗浄・清掃後、再び、製品に使用されます。組み上がった製品は、厳密な品質チェックを受けた後、リサイクル製品として出荷されます。再使用できない部品に関しては外部業者に委託し、再資源化しています。
使用済み製品・部品のリユースパーツ化
部品のリユースフロー
使用済み製品・部品は可能な限り再利用を行っています。部品の一部はリユースパーツとして再利用するため回収され「理想パーツセンター」で消耗部品を交換し、品質検査を経て再度市場で利用されています。
インクボトル・インクカートリッジのリサイクル
当社は、使用済みとなったインクボトル・インクカートリッジを市場から回収し、マテリアルリサイクル*やサーマルリサイクルにより資源の有効活用を図っています。
*マテリアルリサイクル:
リサイクルには、大きく分けてマテリアルリサイクルとサーマルリサイクルの2つの手法があるといわれます。マテリアルリサイクルは、使用済み製品や生産工程から出る廃棄物を利用しやすいように処理して、製品の材料もしくは原料として使うことをいいます。
海外での回収・リサイクル活動
フランスでは、主要事務機器メーカーの共同出資で設立されている再資源化業務の専門企業CONIBI社に当社は2012年から業務委託し、使用済みインクボトル・インクカートリッジの回収・リサイクルの取り組みを強化しました。