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思いをひとつに!町おこしへの気運高める広報紙の力

2016年3月、新青森・新函館北斗間の開業を予定している北海道新幹線。その駅のひとつに「木古内駅」がある。
木古内町は、新幹線開通を契機に地域活性化を図るべく、広報紙の発行をスタートさせた。
情報発信だけでなく、町おこしへの思いをひとつにする広報紙の力とは―。

木古内町まちづくり新幹線課新幹線振興室の中山啓主査(左)と北海道木古内町地域おこし協力隊の浅見さんに囲まれるのは木古内町名産の「はこだて和牛」をモチーフにした“ゆるキャラ”キーコくん。木古内町役場内にある駅長室に常駐している。

町が一体になるきっかけにしたい

 北海道南西部に位置する木古内町は人口約4700人。新幹線の駅がある町としては、同じく北海道新幹線が停車する「奥津軽いまべつ駅」のある青森県の今別町と並んで人口が少ない。「木古内町は美しい自然に囲まれた町。はこだて和牛やホタテなどが特産です。多くの人に来ていただき、町の観光を盛り上げることができれば」と話すのは浅見尚資さん。木古内町を中心とした北海道南西部の地域活性化のため、新幹線開通に合わせたさまざまなPR活動を展開している。

 その一環として、町の住民や周辺の方々に新幹線に関する情報提供を行い、開通への気運を高めようと発行しているのが「木古内EXPRESS」だ。駅工事の進捗状況や関連イベントのレポート、町の取り組み、町民の紹介などで紙面を構成しており、平成25年1月の初号以来、隔月で発行。木古内町の全2300世帯のほか、関係者や希望者に配布している。町政広報紙に挟んで配布するモノクロ版のほか、常時役場に置くフルカラー版の印刷にオルフィスを使用。「ウェブでも公開していますが、インターネットになじみの薄い町民の方も多いので、紙媒体の情報伝達力は大きいですね。新幹線開通に向けた町の取り組みを知らない方に、どんどん発信していけたら」と浅見さん。また、手づくりの町歩きマップなどの印刷にもオルフィスを活用。「町の人に活動内容を伝え興味を喚起するにも、観光客に情報提供するにも、印刷物は不可欠。スピーディで手軽なオルフィスを最大限に活用し、アイデアを試しています」と笑顔で話す。

 2012年の開始以来、PR活動は徐々に実を結びつつあり、最近では「(木古内EXPRESS)読んでるよ」「頑張ってるね」と声をかけられるようになったという。「町が一体になれば木古内町の観光はもっと盛り上がる。そのきっかけにできれば」。本当に魅力ある町づくりへ向かって、挑戦は始まったばかりだ。

「モノクロ版は、オルフィスの自動仕分け機能を使い町内会ごとに印刷します。町内会は30ほどあり、必要部数はそれぞれ違います。すべて印刷後に各部数を数え直すのは大変ですが、オルフィスではボタンひとつで済むので助かります」と浅見さん。
着々と工事が進む木古内駅駅舎の模型。地域の名産である「道南スギ」もふんだんに使われる。駅前には観光交流センターも建設予定。木古内駅を拠点に周辺地域へ周遊してもらえるよう、充実した情報提供を行うという。
「木古内EXPRESS」はウェブ上でも公開しているが、町民には高齢者も多く、印刷物の需要は高い。毎号必ず役場に取りに来る熱心な読者もいるという。
浅見さん手づくりの「まち歩きマップ」。JR江差線の一部廃止(今年5月)に先立ち駅に置いたところ、全国から訪れた鉄道ファンたちに大好評を得た。
役場来訪者へのお土産用につくった記念切符も人気。「アイデアが浮かぶとすぐに試せるのもオルフィスの大きな魅力ですね」と浅見さん。

木古内町

人口4,727人(6月末日現在)、道南スギやはこだて和牛、ホタテを名産とする自然豊かな町。まちづくり新幹線課新幹線振興室を中心に、北海道新幹線開通を契機とした地域振興に取り組む。浅見さんは自らのチームを「新幹線地域活性特命チーム はやぶさ03」と命名。木古内町を観光の玄関口とし、周辺の知内町・福島町・松前町・上ノ国町・江差町・厚沢部町・乙部町・奥尻町など一帯の地域活性化を担っている。

北海道木古内町地域おこし協力隊 浅見尚資さん。

株式会社近藤商会 専務取締役 営業本部副本部長 野上 修さん(左)
この広報紙が木古内町の町おこしのお役に立てれば嬉しいです。これからもオール道南、一生懸命応援してまいります。

理想科学工業株式会社 北海道営業部長 景山 安海(右)
新しいアイデアに果敢に挑戦する「攻め」の使い方をしていただけている。お役に立てて嬉しいです。

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