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家庭で作る年賀状といえば
イモ版か干支のハンコがふつうだった時代、
常識をくつがえした
画期的な印刷機「プリントゴッコ」が
誕生しました。
名前の由来でもある「ゴッコ」遊びは、
親から子へ日本の文化や風習を伝える
「知育」でもあります。
創業者 羽山昇は、
「親子で“印刷ゴッコ”を楽しんでほしい」、
そんな思いを込めて名づけました。

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年〜
1977年の発売と同時に
プリントゴッコは全国の百貨店や文具店で
品切れが続出するほどの
爆発的な大ヒット商品に。
あまりの売れ行きに生産が間に合わず、
全国紙に「お詫び広告」を
掲載することもありました。

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年代〜
プリントゴッコの人気は
一時のブームで終わりませんでした。
増産を続けながら、
週末になると全国各地のデパートで
デモンストレーションを実施。
社員全員が店頭に立ち、
印刷実演をすると、プリントゴッコは
次々と売れていきました。

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年代〜
その後、重ね刷りに便利な位置あわせ機能つきの
「プリントゴッコPG-10SUPER」や、
フルカラーの原稿作成と印刷ができる
「プリントゴッコデジタルCD-1」など、
新機種が発売。
販売台数は発売20年を前に1,000万台を突破し、
気がつくとプリントゴッコでの
年賀状づくりが年末の風物詩になりました。

1900
年代〜
パソコンの普及や
家庭用インクジェットカラープリンターの
普及が一気に進み、
プリントゴッコの需要が衰退。
2008年6月末に本体の販売を終了し、
2012年12月28日には、
プリントゴッコ事業が終了しました。

現在

プリントゴッコで培った
孔版印刷技術の応用から
オフィス用印刷機「リソグラフ」シリーズや
シルクスクリーン製版機「ゴッコプロ」シリーズ
「マイスクリーンa4」などが生まれ、
色の重なりや風合いの面白い紙印刷や
手軽に製版からシルクスクリーン印刷ができることから
アートの世界で人気に。
「“印刷ゴッコ”を楽しんでほしい」という
プリントゴッコの開発にかけた思いは、
今、「RISO ART」として世界中に広がっています。
