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ニュースリリース

平成25年5月31日
 

茨城県つくば市に「理想開発センター」を竣工

* 本ニュースリリース内で提供されている製品名・時期などは、すべて日本国内市場のみを対象とした情報です。海外市場は対象としておりません。

理想科学工業株式会社(社長:羽山 明、以下、理想科学)の新開発拠点「理想開発センター」(茨城県つくば市)が5月31日に竣工いたしました。

理想科学は、開発ポリシー『世界に類のないものを創る』のもと、これまでデジタル印刷機「リソグラフ」、高速カラープリンター「オルフィス」など独自の製品を開発してまいりました。「理想開発センター」は、これまで茨城県内4カ所に分散していた拠点を集約し、つくばエクスプレス の研究学園駅の南側に新たな開発拠点として設立いたしました。
設立のねらいは、「開発者が自由な発想を育むための開発環境を提供すること」と、「コミュニケーションを促進することで開発効率の向上を図ること」の2点といたしました。
理想科学は、この「理想開発センター」から世界のお客様に向け独自性のある製品・ソリューションをご提供するため、開発を強化してまいります。

建物は2階から7階を吹き抜けとした開放感のあるアトリウムを中央に配し、7階には屋上庭園を備えております。フロアレイアウトは開発者の交流を促進する配置としました。組織の枠を越えて自由に交流できるコミュニケーションスペースを随所に設け、設計エリアには個々の作業スペースに加えて、開発者同士が意見交換を行うための共有スペースを設けました。また、事務スペースは開発テーマの進行に応じて最適な配置を取り入れられるよう、固定席を設けずフリーアドレスとしております。

設計の基本コンセプトは、Safety (安全、安心)、Sustainable(持続的な)、Saving (節約、省資源)とし、災害発生時の建物の安全対策、業務継続対策、および省エネルギー化に配慮いたしました。耐震強度については、重要度係数を1.3以上に設定。建物は揺れを小さくする構造とし、内部には合わせガラス、強化ガラスを採用することで安全性の向上に努めております。また、災害時の業務継続のため、自家発電設備、雑用水用受水槽、災害時用汚水貯留槽を設置しました。

環境配慮の視点からは、自然エネルギーの活用を図ることができる最新の高効率設備・機器を取り入れました。事務スペースにLED照明を採用した他、換気スリットによる自然換気、建物内部に太陽光を取り込むための太陽光自動追尾装置の設置、地中熱ヒートポンプの利用などにより、CO2排出量の削減、省電力化を図ります。

「理想開発センター」外観
地上2階から7階を吹き抜けとしたアトリウム
屋上に設置したソーラーパネルと半球型の太陽光自動追尾装置。自然光を屋内に取り込む

理想開発センターの概要

1. 事業所名:理想開発センター
2. 所在地:茨城県つくば市苅間523番地(学園南D29街区1)
3. 規模:本棟(地上7階)及び付属棟
4. 敷地面積:17,520平方メートル
5. 延床面積:14,970平方メートル
6. 着工:平成24年5月1日
7. 竣工:平成25年5月31日
8. 開所:平成25年6月27日(予定)
9. 投資額(土地・建物・設備):約79億円

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