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紙のZ折り(片袖折り)とは?活用シーンやメリット、プリンターで折る方法を説明

紙のZ折り(片袖折り)とは?
活用シーンやメリット、プリンターで折る方法を説明

「Z折り」という紙の折り方があります。サイズが混在する資料をキレイにまとめたいときに役立つ折り方です。

この記事では、Z折りを活用できる場面やメリット、機械などを使って短時間で効率よく折る方法についてまとめます。サイズが混在する資料の出力や丁合に手間がかかっている方はぜひ参考にしてみてください。

紙のZ折り(片袖折り)とは?活用シーンやメリット、プリンターで折る方法を説明

目次

1.紙のZ折りとは

Z折り、内三つ折り、外三つ折り

紙の「Z折り」とは、折ったあとの状態がZ字状になるよう、紙を1か所ずつ山折りと谷折りにして三つに折る折り方です。「片袖折り」とも呼ばれます。

用途に合わせて、折るサイズを調整できるのが特徴です。
たとえばA4・A3サイズが混在しているとき、A3用紙をZ折りにしてA4サイズにそろえることができます。この場合はまず半分に谷折りにして、綴じない側を1/4のところで山折りにします。

三つに折るほかの方法として「三つ折り」があります。
「内三つ折り」は紙の両端を内側に折り込む方法で、請求書を封筒に入れるときなどの折り方です。「巻三つ折り」とも呼ばれます。
「外三つ折り」は紙面を三分割して両端を山折り・谷折りとジグザグに折る方法で、チラシやパンフレットなどで多く使われています。

2.Z折りの活用シーン

Z折りの活用シーンとしては、次のような例が挙げられます。

● 資料の大きさをそろえる
● 図面・マニュアル・年表・地図

地図・一覧表など紙面を大きく使って印刷したい資料も、Z折りするとほかのページと大きさをそろえることができます。とくに情報量が多くなる傾向のあるページ、たとえば図面・マニュアル・年表・地図などに活用されるのが一般的です。

3.Z折りのメリット

次に、Z折りのメリットについて解説します。大きなメリットとしては、次の2点が挙げられます。

●大きなサイズの印刷物をコンパクトにできる
●A4バインダーや冊子の一部にA3書類を印刷して挟む

印刷した後のメリットと、データを作成する際に役立つメリットがあります。活用シーンによっても得られるメリットが異なります。では、それぞれについて見ていきましょう。

3-1.大きなサイズの印刷物をコンパクトにできる

まずZ折りのメリットの1つは、大きなサイズの印刷物をコンパクトにできるという点です。
大きなサイズの資料も、持ち運びや保管がしやすくなります。

そしてZ折りは開きやすいので、どの場合も内容をすぐ確認できます。

3-2.A4バインダーや冊子の一部にA3書類を印刷して挟む

さらに、A4バインダーや冊子の一部にA3書類を印刷して挟むこともできます。

資料などでA3・A4など用紙サイズが混在するときに、A3の資料をZ折りにするとほかのページと同じ大きさにそろえられて扱いやすくなります。資料の統一感を保ちながら、必要な情報を削除したり掲載内容を小さくして見にくくなることなく印刷することが可能です。

4.Z折りを手作業で行う場合の手間は膨大

Z折りはメリットのある折り方ではありますが、手作業だと膨大な手間がかかってしまいます。

たとえば、A4×8枚とA3×2枚、計10枚の資料を1か月に1,000部作成する場合を考えてみましょう。
手作業では、「プリント→Z折り作業→仕分け作業→ステープル作業」の順に進めます。このときの作業について計算すると次のようになります。

●作業時間*1:約16時間57分
●人件費*2:約38,163円

印刷以外の工程はすべて手作業で行うこととなります。

資料などのZ折りはメリットが多くありますが、手作業で行う場合は手間と時間が膨大にかかります。

このような作業の頻度や部数が多いのならば、機械を導入すると、格段に効率化することが可能です。

5.プリンターでZ折りするならフィニッシャーが必要

Z折りはプリンターで自動化することができますが、「フィニッシャー」が必要となります。
フィニッシャーとは、折り・ホチキス止め・穴あけなどの加工作業を自動で行ってくれる機能、またそのために装着する機器のことです。

機器はプリンター内部に装着するタイプと、外付けするタイプがあります。Z折りに対応しているのは、外付けタイプの「サドルフィニッシャー」です。

フィニッシャーのメリットとしては、紙サイズが混在する資料の印刷・ステープル作業などで、時間・手間を大幅にカットできることが挙げられます。さらに、折り以外の作業もできるのも大きなメリットです。またプリント・コピーから、そのまま連続してステープル作業まで行うことができます。

デメリットとしては、プリント・コピーと連続での加工はできても、印刷済みの紙の加工だけを行うことはできない点です。

資料の準備など、自社で印刷して折り作業やステープル作業を行うのなら、フィニッシャーの導入によって業務を効率化することができます。

5-1.紙折専用機の活用もひとつの手

ほかには、紙折専用機でも効率的にZ折りができます。
紙折専用機は、紙を折ることに特化した機械です。機種によりますが、アート紙やコート紙、プリント済みの紙など、対応している紙の種類が多いというメリットがあります。

ただし、プリンターとは別に費用がかかるのがデメリットです。利用にあたっては購入するのが一般的で、レンタルやリースでは割高になることもあります。そのほか、プリンターとは別に設置するスペースも必要です。

また、折り以外の作業には対応していません。
そのため紙折専用機は、資料の準備などよりも、チラシやパンフレットの作成に向いています。

6.Z折りするならオルフィスがおすすめ

資料のZ折りはフィニッシャーを使用するのが最善策ですが、中でも理想科学の高速インクジェットプリンターのオルフィスの「ORマルチフィニッシャー+マルチフィニッシャー紙折りユニット」がおすすめです。
プリントから折り加工、ステープル処理までスピーディーに処理することができます。先に、手作業で行うと1か月で約17時間かかる資料準備の例を挙げましたが、同機を使うと同じ条件の作業が約1/4の4時間強*3で処理可能です。

プリントからZ折り・仕分け・ステープル作業まで自動なので、プリンターに任せている間にほかの仕事ができて効率的です。自動なので部数の多い配布物の作成ミスも軽減できます。さらに一人での作業が可能なので、人手を集める必要がなくなります。

オルフィスの「ORマルチフィニッシャーS+マルチフィニッシャー紙折りユニット」ならZ折りだけではなく、ステープル処理や仕分け作業も可能です。具体的には以下の通りです。

● Z折りだけではなく、内/外三つ折りの折り加工が可能
● オフセット排紙機能で仕分けもスピーディー
● 3,000枚または200部*4までの連続処理が可能なので、資料が大量に必要な時も一気に作成が可能
● 最大100枚*5までのステープルとじが可能

またオルフィスの「ORマルチフィニッシャーM+マルチフィニッシャー紙折りユニット」なら、さらに小冊子作成(二つ折り+ステープル)も可能です。

コスト面でも人件費の削減が期待できます。

手作業の場合とオルフィスFT+マルチフィニッシャーの場合の比較

先の例では、人件費が手作業なら月間約4万円かかるところをオルフィスなら約1万円に削減。1か月で約3万円、1年で約35万円節約できます。

7.まとめ

Z折りは、サイズが混在する資料などを一つにまとめることのできる折り方です。ただしすべて手作業で行うと膨大な時間と労力がかかってしまいます。フィニッシャーを導入することで、大幅に時間と労力をカットしつつZ折りを活用することができます。人件費の削減にも役立つため費用対効果も高く、結果的に導入した方がコストダウンにもつながるでしょう。大きく生産性を向上させることができます。

フィニッシャー導入をご検討の際は、ぜひ当社にお気軽にお問い合わせください。貴社に合わせたご提案をさせていただきます。

  • *1:プリント作業は、40枚/分の事務用カラープリンターを利用した場合。手作業時間は当社調べの100部作成時の検証動画の時間より算出。手作業時間は目安であり、個人差があります。
  • *2:全国平均年収を約432万円とし、月に20日間、8時間勤務で時給換算した場合。(約2,250円/時間、37.5円/分)(全国平均年収の出典:国税庁ホームページ「平成29年分民間給与実態統計調査結果について」)
  • *3:オルフィスFT5430にオプションのORマルチフィニッシャー・マルチフィニッシャー紙折ユニットを接続した場合。
  • *4:理想用紙IJ(85g/m2)A4横/B5横使用時。A4横/B5横以外のサイズの場合は1,500枚または100部。
  • *5:理想用紙IJ(85g/m2)使用時。A4を超えるサイズの場合は65枚。

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