
名編集者の挑戦を支える「リソグラフ」唯一無二の雑誌づくりに活用
アジア最大級の規模を誇るブックフェア「TOKYO ART BOOK FAIR 2023」が東京都現代美術館(東京・清澄白河)で開催。「リソグラフ」ユーザーが多く集まり、理想科学とも縁のある本イベントに、理想科学はデジタルスクリーン製版機「MiScreen a4」を使ったワークショップを出展した。今回理想科学が出展したのは、デジタルスクリーン製版機「MiScreen a4」を活用したUTとのコラボワークショップ。ユニクロのTシャツブランドであるUTブースでは、国内外のアーティストとコラボレートしたTシャツとZINE(小冊子)のセットを特別に数量限定で販売。TシャツとZINEのセットの購入者にUTがセレクトした5人のアーティストによるオリジナルデザインを、「MiScreen a4」で製版しエコバッグに印刷するという体験を提供し、多くの来場者を魅了した。創造性を刺激し、ものづくりの楽しさを教えてくれる「MiScreen a4」の魅力が大いに発揮されるイベントとなった。
UTブースの様子。
国内外のアーティストとコラボレートしたTシャツとZINEのセットを特別に数量限定で販売した。
RISOブースの様子。
UTブースでTシャツを購入すると、RISOブースでシルクスクリーンを使った印刷体験ができる。
参加者は、まずは好きなデザインとインク色を選択。その後スタッフの助けを借りながら「MiScreen a4」を使ってあっという間に製版を行い、インクをのせスキージを引いて印刷を体験した。「こんなに簡単に印刷できるんだ」「初めてだけどすごく楽しい」と口々に話しながら、自分だけのオリジナルエコバッグを完成させていった。
1
デザインとインクを選ぶ
2
「MiScreen a4」で製版
3
版にインクをのせる
4
スキージーを引く
5
版を剥がす、緊張の瞬間…
6
アイロン台でインクを乾燥
7
完成!
裏面は理想科学とUTのロゴ入り
ワークショップ参加者のほとんどがシルクスクリーン印刷は初体験とのことだったが、簡単、かつあっという間に印刷が完了する手軽さに驚きの様子だった。
「アーティストの皆さんに『MiScreen a4』を広く知っていただきたい。思い描いたデザインをすぐに具現化できるのが『MiScreen a4』の大きな魅力です。今回UTとの協業で認知を拡げることができましたが、さらに多くの人に魅力を伝えていきたいですね。」と話すのは、スクリーン製版機全般の販促を担当する永田純也。 「通常の紙はもちろん、厚紙や布、木材など多彩な素材に使える汎用性の高さを、皆さんのアート制作に活用してもらえたら」と語った。
理想科学工業株式会社
プリントクリエイト事業部
永田純也
「通常の紙はもちろん、厚紙や布、木材など多彩な素材に使える汎用性の高さを、皆さんのアート制作に活用してもらえたら」と語った。
「MiScreen a4」を使用して制作したグッズ。紙はもちろん、厚紙や布、木材など多彩な素材に印刷が可能。
できあがったオリジナルのエコバッグを手に、笑顔の参加者たち。お気に入りのクリエーターを目当てに来た方や、偶然興味をもって訪れた方など、さまざまな方々に「MiScreen a4」を体験していただいた。
TOKYO ART BOOK FAIR 2009年に始まった、アート出版に特化したブックフェア「TOKYO ART BOOK FAIR(以下TABF)」。今回も世界中から約300組の気鋭の出版社やアーティストが集い、魅力的なアートブックやZINE(小冊子)を出展した。TABF代表理事の東直子さんは「今回はコロナ後初めてとなる、規制のない開催となりました。例年以上に出展者、来場者の活気に溢れています。”表現したい”という純粋で熱いエネルギーに満ちているのがこのイベントの特徴。来場者には、いろいろな価値観や表現の多様性に触れて、自らものづくりを行う魅力を知ってほしい。」と話します。
TABF代表理事
東直子さん
(広報誌「理想の詩」2024春号より)