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ニュースリリース
「エコマークアワード2016」において高速カラープリンター「ORPHIS FWシリーズ」が「プロダクト・オブ・ザ・イヤー」を受賞
理想科学工業株式会社(社長:羽山 明、以下、理想科学)は、公益財団法人 日本環境協会が主催する「エコマークアワード2016」において、A3対応の高速カラープリンター「ORPHIS FWシリーズ」(オルフィス エフダブリューシリーズ)が「プロダクト・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
「エコマークアワード」は、日本環境協会が2010年度に創設した表彰制度です。環境配慮商品の普及に関する優れた事例を広く公表するとともに、エコマーク商品等のより一層の普及拡大を通じて、持続可能な社会の実現に寄与することを目的としています。
「プロダクト・オブ・ザ・イヤー」では、特に環境性能や先進性、環境に配慮したデザインなどに優れた商品を表彰するもので、2011年度より新設されました。2016年度は2015年度および2016年度に認定された全てのエコマーク認定商品の中からエコマークアワード選考委員会が選出しました。表彰式は、2017年2月27日(月)、東京ウィメンズプラザ ホールにて開催されます。
「オルフィス」は2003年の発売以来、多枚数プリント領域で「高速かつ低ランニングコストのカラーソリューション」を提供してきました。今回受賞した2016年3月発売の新シリーズ「オルフィスFWシリーズ」は、毎分120枚*・A3対応の高速カラープリンター。「オルフィス」の特長である高い生産性と経済性を維持しながらオフィスに導入しやすいコンパクトサイズ(従来機比約3分の2)を実現しました。*A4普通紙片面横送り、標準設定連続プリント、FWフェイスダウン排紙トレイ使用時。
■受賞理由 (公益財団法人 日本環境協会 エコマークアワード選考委員会の評価より)
「オルフィスFWシリーズ」は、オフィス、官公庁、学校で利用されている、高速インクジェットプリンタ・である。インクカートリッジおよび機器本体の回収・リサイクル等を推進し、国際エネルギースタープログラムの標準消費電力量の基準値を大幅にクリアするとともに、認定基準の策定当初は高速機では適合が困難とされていたVOC(揮発性有機化合物)などの放散に関する基準値をクリアするために、長期に渡る研究開発を続け製品化した。さらには環境ラベルのエコマーク(日本)とブルーエンジェル(ドイツ)との相互認証制度を活用しブルーエンジェルの認定を受けた最初の商品であり、国際的な市場への展開も期待される。また、本商品と同ブランドのフラッグシップシリーズである「オルフィスGDシリーズ」は世界最速レベルの印刷速度を誇るなど、高性能と環境性能の両立を実現する企業としての継続的な努力も高く評価された。


※オルフィス環境性能については、http://www.riso.co.jp/product/orphis/eco/をご覧ください。
プロダクト・オブ・ザ・イヤー」主な受賞製品
製品名 | オルフィス FW5230 | オルフィス FW5231 | |
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プリント方式 | ライン型インクジェット方式 | ||
ウォームアップタイム | 2分30秒以下(室温23℃) | ||
ファーストプリント (1枚目プリント時間) |
5秒以下 *1 | ||
連続プリント速度 *2 | 片面:120枚/分 (120ppm) |
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両面:60枚/分 (120ppm) |
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用紙厚(重さ) | フロント給紙トレイ | 52g/m2 〜104g/m2 | − |
給紙台 | 46g/m2 〜210g/m2 | ||
電源 | AC100V 50-60Hz 10.0A 以上 | ||
消費電力 | 最大:1,000W以下、稼動準備時(レディ):150W以下*3 、省電力モード時(スリープ):標準時 65W以下、 LOW 4W以下、待機時(スタンバイ):0.5W以下 |
「オルフィスFWシリーズ」の特長
1)高速印刷のため独自開発した油性インク
「オルフィスFWシリーズ」では、独自に開発した油性インクを採用しました。油性インクは水分を含まないため、印刷直後の波打ちやカールなどの用紙の変形がなく、スムーズな用紙搬送が行えるため、高速印刷に適したインクです。そのため、印刷直後の後処理(丁合、製本など)も確実に行えます。
2)TVOC(総揮発性有機化合物)の低減による安全・快適な印刷環境を提供
「オルフィス」は、印刷環境の安全性と快適性を向上させるために、TVOC放散の低減の研究・開発活動に取組んでいます。「オルフィスFWシリーズ」では、高速できれいな仕上がりを両立するために、独自に開発した油性インクを採用。VOC(揮発性有機化合物)放散量がより少なくなるよう、インクの研究開発に新技術を導入しました。また、インクだけでなく本体からのTVOC放散も見直し、オルフィスFW本体とFWインクを組み合わせて使用する際の印刷環境の向上を実現。これにより、2014年5月に改定されたエコマークの新基準(No.155)であるTVOC放散に関する基準値をクリアし、本体・インクともにエコマーク認定を取得することができました。
3)環境に配慮した油性インクとして新基準エコマークを取得
「オルフィスFWシリーズ」のインクは、インクに危険・有害とされる成分を含有していないこと、インクカートリッジの回収・リサイクルのシステムが確立していることなど、ライフサイクル全体を通じて環境への影響が少なく、環境保全に役立つことが認められ、2015年7月に改定されたエコマーク認定基準「No.142インクカートリッジVersion2」に基づいたエコマーク認定を取得しました。
4)ドイツの環境ラベル・ブルーエンジェル認定を取得
「オルフィスFWシリーズ」は、環境ラベルのエコマーク(日本)とブルーエンジェル(ドイツ)の相互認証協定を活用し、ブルーエンジェル認定を取得しました。「オルフィスFWシリーズ」は、この協定を活用した初の画像機器(複写機・プリンタ)です。
■ブルーエンジェル
1978年に世界で初めて開始されたドイツの環境ラベル。ドイツ国内のみならず
EU諸国でも高い認知度があり、世界の環境ラベルにも強い影響力を持っています。
5)省スペース化と耐久性を両立
「オルフィスFWシリーズ」は、小型化した新プリントヘッド、排紙トレイの本体内蔵設計を採用し、A3両面高速プリントにも対応する小型の本体サイズを実現。本体サイズの幅を従来の約3分の2に抑え、小さなオフィスでも設置しやすいようコンパクト設計にしました。小型ながらトータル600万ページ*の耐久性でハイボリュームプリント業務の効率化を支えます。
*当社耐久テストにより確認。200万ページ使用する毎に、リフレッシュ作業を実施した場合。製品の使用状況により製品寿命は異なります。
6)低消費電力でプリント
「オルフィスFWシリーズ」のプリント1枚あたりの消費電力は0.23Wh/枚以下。高速プリンターでありながら低消費電力プリントを実現します。
*1週間使用時の消費電力量(TEC値)をプリント1枚あたりに換算。
7)静音設計で低速モードを搭載
用紙搬送のタイミング調整と吸音材の採用により、用紙搬送音を小さくしました。
低速モードに切り替えれば、さらに静かに稼働します。