本機全般のこと

ここでは、本機の各モードで共通のトラブルと対処のしかたを説明します。

本機がまったく動かない/電源を入れてもタッチパネルに何も表示されない

  • 主電源スイッチが入っているか確認してください。

  • 本機の電源プラグがコンセントに正しく差し込まれているか確認してください。

  • 本機と電源コードが確実に接続されているか確認してください。

  • 商用電源のブレーカーが落ちていないか確認してください。

操作パネルのボタンを押しても、タッチパネルに何も表示されない

本機がスリープ状態になっていませんか?

管理者により、本機を一定時間操作しないと自動的にスリープ状態に移行します。[ウェイクアップ]キーを押してください。

シャットダウン中、操作パネルの画面がフリーズ(停止)したまま動かない

10分ほど待ってみても画面が動作しない場合は、以下の手順に従って本機の電源を入れ直してください。

  1. 操作パネルの[電源]キーを10秒以上長押しする

    本機の電源が切れます。

  2. 再度[電源]キーを押す

スキャナーが動かない

  • スキャナーの電源プラグがコンセントに正しく差し込まれているか確認してください。

  • プリンターとスキャナーがUSBケーブルで確実に接続されているか確認してください。

仕上がりが薄い/濃い

濃度が適切に設定されていますか?

プリントの場合 :

プリンタードライバー画面の[イメージ処理]タブで、[印刷濃度]を調整します。

コピーやスキャンの場合 :

セットした原稿に応じて、コピーの[読み取り濃度]を設定します。

  • [コピー]画面/[スキャン]画面[読み取り濃度]

  • [ボックス]-[保存]画面/[USB]-[保存]画面フォルダーを選択[原稿保存][読み取り濃度]

プリントやコピーの場合、給紙台や用紙トレイにセットした用紙の種類が正しく設定されていますか?

用紙種類を正しく設定します。

プリントの場合 :

  • [プリント]画面ジョブを選択サブメニューの[設定変更][用紙選択][用紙トレイ設定][用紙種類]

  • [ボックス]-[利用]画面フォルダーを選択文書を選択文書のサブメニューの[設定変更][用紙選択][用紙トレイ設定][用紙種類]

  • [USB]-[利用]画面フォルダーを選択[開く]文書を選択サブメニューの[設定変更][用紙選択][用紙トレイ設定][用紙種類]

コピーの場合 :

  • [コピー]画面[用紙選択][用紙トレイ設定][用紙種類]

  • [ボックス]-[保存]画面フォルダーを選択[原稿保存][用紙選択][用紙トレイ設定][用紙種類]

コピーやスキャンで、オートフィーダーにセットした原稿がうまく送られない

原稿が小さすぎませんか?

オートフィーダーにセットできる原稿の最小サイズは100mm × 148mmです。原稿が小さすぎると、オートフィーダーからうまく送られずに紙づまりの原因となります。100mm × 148mmよりも小さい原稿は、原稿台ガラスにセットしてください。

  • 原稿のサイズが適切でも、紙の厚さや種類、その他の特性によってはオートフィーダーを使った読み取りができないことがあります。詳しくは、「ユーザーズガイド」の「紙原稿について」を参照してください。

オートフィーダーに原稿がつまって取れない場合は、以下をお試しください。
  • 原稿ユニットカバーを開けて原稿が見える場合は、側面の青いダイヤルを回すと取りやすくなります。

  • 原稿ユニットカバーを開けても原稿が見えない場合は、オートフィーダーを開けてください。下面の青いダイヤルを右に回すと、原稿が排出部へ搬送され取りやすくなります。

プリントやコピーに白いすじが入る/かすれる

インクヘッドがつまっていませんか?

[ヘッドクリーニング]を行ってインクヘッドのつまりを改善します。

  • [ホーム1]画面[メンテナンス][ヘッドクリーニング][ノーマルクリーニング]

    それでも状況が改善されないときは、[ストロングクリーニング]を行ってください。

仕上がりが汚れる/黒いすじが入る

プリントやコピーの場合、使用できない用紙がセットされていませんか?

給紙台や用紙トレイにセットできる用紙の種類を確認してください。 詳しくは、「ユーザーズガイド」の「用紙について」を参照してください。

プリントやコピーの場合、そり(カール)のある用紙を使用していませんか?

そり(カール)の部分がインクヘッドに当たり、汚れがついています。ヘッドが傷つくおそれがありますので、そり(カール)のある用紙は使用しないでください。

コピーやスキャンの場合、[読み取り濃度]が濃く設定されていませんか?

[読み取り濃度]を調整します。

  • [コピー]画面/[スキャン]画面[読み取り濃度]

  • [ボックス]-[保存]画面/[USB]-[保存]画面フォルダーを選択[原稿保存][読み取り濃度]

コピーやスキャンの場合、原稿カバーが確実に閉まっていますか?

スキャナーの原稿カバーを確実に閉めて、外光が入らないようにしてください。

コピーやスキャンの場合、以下の場所が汚れていませんか?

柔らかい布で拭いてください。

  • オートフィーダーのホワイト板や原稿台ガラス、AFスキャナーガラスにほこりやゴミ、インク、のり、修正液などが付着すると、コピーやスキャンがきれいにできないことがあります。定期的にお手入れしてください。詳しくは、「スタートガイド」の「スキャナーのお手入れ」を参照してください。

コピーやスキャンした画像がぼやける/部分的に写らない

原稿台ガラスに置いた原稿が浮いていませんか?

原稿台ガラスに原稿が密着するように、原稿カバーを閉めてください。

スキャナーに振動を与えていませんか?

スキャナーに振動を与えないようにして、再度スキャンしてください。

コピーの場合、用紙が湿っていませんか?

用紙が湿気を含んでいるとコピーが部分的に写らなかったり、不鮮明になったりします。乾いた用紙を使用してください。

原稿の裏面が映り込む

紙厚が薄い原稿をコピー/スキャンする場合、原稿の裏面や重ねてある原稿の画像が映り込んでしまう場合があります。

  • [読み取り濃度]を薄く設定します。

    • [コピー]画面/[スキャン]画面 [読み取り濃度]

    • [ボックス]-[保存]画面/[USB]-[保存]画面フォルダーを選択[原稿保存][読み取り濃度]

  • 原稿の裏面に黒い用紙などを重ねてコピー/スキャンします。

  • 新聞紙や雑誌など、地色がある原稿をコピー/スキャンするときは、[地色除去]で地色の濃度を調整できます。

    • [コピー]画面/[スキャン]画面[地色除去]

    • [ボックス]-[保存]画面/[USB]-[保存]画面フォルダーを選択[原稿保存][地色除去]

モアレが発生する

写真など、スクリーン処理された印刷物をコピー/スキャンする場合、モアレ(網目状の陰影)が発生しやすくなります。

[モアレ除去]を設定すると緩和できます。

  • [コピー]画面/[スキャン]画面[画像詳細設定][モアレ除去]

  • [ボックス]-[保存]画面/[USB]-[保存]画面フォルダーを選択[原稿保存][画像詳細設定][モアレ除去]

用紙が汚れる/印字がずれる

プリントやコピーの場合、濃い色の用紙を使用していませんか?

濃い色の用紙にプリントする場合、用紙サイズを検知できなくなり、印字ずれや画像欠け、用紙の端面に汚れがつくことがあります。

用紙サイズは適切ですか?

用紙サイズの設定については、プリンタードライバー画面の[出力用紙サイズ]や[用紙種類]が、本機側の[用紙サイズ]や[用紙種類]と一致しているか確認してください。

プリンタードライバーと同じサイズ ・ 種類を設定してください。

  • [プリント]画面ジョブを選択サブメニューの[設定変更][用紙選択][用紙トレイ設定][用紙サイズ]または[用紙種類]

用紙が送られない/はがきの裏面がめくれる/用紙が重なったまま送られる

[用紙種類]の[厚さ]を用紙の特性(紙厚)に合わせて適切に設定していますか?

[用紙種類]の[厚さ]を正しく設定してください。

プリントの場合 :

  • [プリント]画面ジョブを選択サブメニューの[設定変更][用紙選択][用紙トレイ設定][用紙種類][厚さ]

  • [ボックス]-[利用]画面フォルダーを選択文書を選択文書のサブメニューの[設定変更][用紙選択][用紙トレイ設定][用紙種類][厚さ]

  • [USB]-[利用]画面フォルダーを選択[開く]文書を選択サブメニューの[設定変更][用紙選択][用紙トレイ設定][用紙種類][厚さ]

コピーの場合 :

  • [コピー]画面[用紙選択][用紙トレイ設定][用紙種類][厚さ]

  • [ボックス]-[保存]画面フォルダーを選択[原稿保存][用紙選択][用紙トレイ設定][用紙種類][厚さ]

詳しくは、「ユーザーズガイド」の「用紙選択」を参照してください。

給紙圧の調節は適切ですか?

セットした用紙の紙質に合わせて、給紙圧調節レバーを「標準」または「厚紙」にセットします。

通常は「標準」にセットしますが、ひんぱんに用紙が送られない場合は、「厚紙」にセットしてください。

詳しくは、「ユーザーズガイド」の「給紙台にセットする」を参照してください。

サバキ板の角度は適切ですか?

状況に応じてサバキ板角度調節ダイヤルを回して、サバキ板の角度を調節します。

用紙が送られない場合 :

ダイヤルを徐々に左に回していき、適切な角度に調整します。

用紙が重なったまま送られる場合 :

ダイヤルを徐々に右に回していき、適切な角度に調整します。

  • 調節を行うときは、必ず給紙台から用紙を取り除き、給紙台が最下部まで完全に下がっていることを確認してください。

紙さばき圧の調節は適切ですか?

用紙が送られない/はがきの裏面がめくれる/紙粉が出やすい用紙の場合 :

ダイヤルを「やや弱」にセットします。

用紙が重なったまま送られる場合 :

ダイヤルを「強」にセットします。

  • 調節を行うときは、必ず給紙台から用紙を取り除き、給紙台が最下部まで完全に下がっていることを確認してください。

実際には用紙が重なったまま送られていないのに重送エラーが出る/重送エラーが頻発する

裏面がプリント済みの用紙や地色の濃い用紙をセットしていませんか?

裏面がプリント済みの用紙や地色の濃い用紙などを使うときは、用紙が重なったまま送られていなくても重なって送られていると判断されることがあります。このような場合には、[重送検知]を[OFF]に設定します。

  • プリントしたあとは、[重送検知]を[ON]に戻してください。[OFF]のままにしておくと別のトラブルの原因となる場合があります。

プリントの場合 :

  • [プリント]画面ジョブを選択サブメニューの[設定変更][用紙選択][用紙トレイ設定][重送検知]を[OFF]に設定

  • [ボックス]-[利用]画面フォルダーを選択文書を選択文書のサブメニューの[設定変更][用紙選択][用紙トレイ設定][重送検知]を[OFF]に設定

  • [USB]-[利用]画面フォルダーを選択[開く]文書を選択サブメニューの[設定変更][用紙選択][用紙トレイ設定][重送検知]を[OFF]に設定

コピーの場合 :

  • [コピー]画面[用紙選択][用紙トレイ設定][重送検知]を[OFF]に設定

  • [ボックス]-[保存]画面フォルダーを選択[原稿保存][用紙選択][用紙トレイ設定][重送検知]を[OFF]に設定