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「理想の詩」Close Up(2018年冬号)

明治改元150年を記念した中核イベント、「山口ゆめ花博」の運営のために

2018年9月14日から11月4日まで、山口市で開催された「山口ゆめ花博」。 「花と緑の祭典」は予想をはるかに超える人気を集め、盛況のうちに52日間の会期を終えた。イベントを成功に導いたポイントを関係者に聞いた。

圧倒的な数の花で、来場者を迎える「花の谷ゾーン」。非日常的ともいえる景観を生み出している。

目標を大幅に上回った来場者数!

2018年は明治改元150年の節目の年。「山口ゆめ花博」は、山口県が展開しているさまざまな記念事業の中核に位置づけられたイベントだ。「山口から開花する、未来への種まき」をテーマに、花や緑、公園の新しい楽しみ方や使い方などを提案するとともに、来場者に体験してもらう内容となっている。
 山口県の花を集めた5つの庭からなる「花の谷ゾーン」、日本一にこだわった「日本一長い竹のコースター」や「日本一高い木のブランコ」、屋外のイベントでは珍しい夜間の「ライトアップ」などが人気を呼び、来場者は会期の半ばで目標の50万人を突破した。
「山口ゆめ花博」の準備・運営に携わってきた山口県総合企画部山口ゆめ花博推進室の田中実主任は、子どもから高齢者まで、幅広い年代の人に向けた多彩なプログラムを用意したことと、その円滑な実施が人気の要因と分析。「多くのスタッフやボランティアの皆さんの働きが大きいですね」と評価している。
 こうしたプログラムの実施や、ボランティアの活動は、それぞれに用意されたマニュアルに基づいて行われ、その多くはゴールドパートナーである理想科学が貸し出した3台のオルフィスで印刷したものだった。
「ウェブでの情報提供は手軽ですが、情報量が多すぎて、必要な情報が埋没してしまうきらいがあります。ポイントを絞ってわかりやすく伝えるなら、やはり印刷物がいいですね」
 田中主任はまた、「オルフィス」のくるみ製本機能にも助けられたと言う。「開催前、企業や団体に、山口ゆめ花博への協力を求める際には、実施計画で説明します。その計画がきちんと製本されていると、『山口県は力を入れているな』と、与える印象が違うのです。必要な部数だけを自動で製本できるので、むだに在庫を持たずにすみましたね」
 最終的には136万人もの来場者を記録した「山口ゆめ花博」。「オルフィス」の働きもあって、「未来への種まき」は確実に果たされたようだ。

広い会場での来場者の案内や、イベントの情報提供などには、やはり印刷物が便利で欠かせない。「山口ゆめ花博」でも各種の印刷物が用意されていた。

見やすいカラー印刷を、短時間に自分たちの手で作成できたので、「オルフィスのおかげで時間や費用などが節約でき、余裕を持って対応できました」と田中主任。印刷を内製できるので、楽しんでもらえるイベント企画をぎりぎりまで熟考する時間が持てたと言う。

山口ゆめ花博

正式名称は「第35回全国都市緑化やまぐちフェア」。明治改元に山口県が重要な役割を果たしたことを振り返るとともに、山口県と日本の新しいあり方を考える契機にすることを目的にしたもの。瀬戸内海に面した山口市の「山口きらら博記念公園」を会場に実施された。開催にあたっては、理想科学をはじめ多数の企業・団体が協力・協賛している。


理想科学工業 中国営業部 佐藤 浩明
宇部市には理想科学の工場があり、地元への貢献、山口県の活性化への寄与を考えて協力しました。「オルフィス」の使い方を聞く中で、くるみ製本フィニッシャーの必要性を感じ、ご提案しました。

  • 次回2019春号は3月上旬のお届けを予定しております。

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