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「理想の詩」Close Up(2019年秋号)

子どもたちの活躍を記念に残したい—速報印刷で大会をサポート!

6月7日から3日間にわたり、神奈川県相模原市の「相模原ギオンスタジアム」ほか 全3会場で開催された第67回関東高等学校ラグビーフットボール大会。「オルフィス」を使って、 熱戦を見守る来場者に向けて試合速報が印刷されているという現場を取材した。

次々と号外を手に取っていく来場者たち。グラウンドは3面あり、それぞれの会場で1日に4試合が行われる。その全試合結果を速報で追いかけている。

試合終了後10分以内に速報が完成

 関東地方28校のラグビー部が参加し、3日間にわたって熱い試合が繰り広げられた関東高等学校ラグビーフットボール大会。その会場周辺で、応援に来た多くの保護者や学校関係者が手を伸ばしていたのが、白熱の試合の結果をいち早く伝える試合速報だ。「たくさんの人たちが速報を手に取り、喜んでいる姿を見られるのが何より嬉しいですね」。そう話すのは、オフィス用品販売店、株式会社フジタ営業統括部長の田谷清久さん。ボランティアで速報を制作し続けて8年目になる。もともとは高校のラグビー部だった息子さんを応援するため、一保護者として欠かさず本大会に駆けつけていたが、息子さんが卒業後も何らかの形で大会をサポートできないかと思案。自身の職場で取り扱っていた「オルフィス」を使っての速報印刷を思いついた。「応援に来る人たちが記念に持ち帰れるものを何か提供できればと思いました。自分も同じ立場だったので、その気持ちがよくわかるんですよ」と話す。
 制作にあたるのは、田谷さんを含めた計3人の社員だ。試合前半で撮影を終えると、理想科学が用意したデモカーに移動。担当者が写真を整理し、原稿のレイアウト作業を行う。試合終了と同時に最終的なスコアを入力し、即時印刷。1試合につき合計100枚ほどを、会場周辺の4カ所に設置されたスタンドに差し込んでいく。「試合終了後10分以内に、大きく写真が掲載された速報を手に取ることができます。それが可能なのも『オルフィス』の印刷品質と速度があるから」。販売する立場としても、「オルフィス」のよさを身をもって体験しているという田谷さん。「記録のために動画撮影する人も多い中、それとは違う意味やよさが紙にはあります。子どもたちの活躍を”記念に残したい“という熱い気持ちに応えていきたいですね」と続ける。大会の盛り上がりに花を添える「オルフィス」の姿があった。

理想つくば支店は、デモカーや「オルフィス」実機、用紙やインク、作業全般をサポートする人員を提供している。

最終的なスコアの連絡を現場から受ける営業部システム課課長の吉田和幸さん。基本的な誌面デザインは共通。事前に発表された対戦校などの情報はあらかじめ入力しておき、作業を効率化させている。

田谷さんたちは独学で撮影技術を習得。迫力ある写真が好評で、数日経ってから「あのときの速報の写真が欲しい」とお願いされることもあるのだとか。田谷さんは、大学リーグや社会人リーグにおいても速報印刷の要請を受けているという。

株式会社フジタ

1885(明治18)年に創業した藤田帳簿店(現在のフジタ株式会社)より茨城県南事業部として分離、株式会社フジタとして1969(昭和44)年に設立。地域社会への貢献と調和を心がけながら、事務機器・オフィス家具・事務用品・パーティション・物流保管機器などの販売から保守管理までを手がけている。

理想科学工業 理想つくば支店長 渡辺 剛行
皆様に喜んでいただけるのは非常に嬉しいことです。これからも、さまざまなスポーツイベントで速報印刷の裾野が広がればと思います。

  • 次回2019冬号は12月上旬のお届けを予定しております。

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