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「理想の詩」Close Up(2024年春号)

「MiScreen a4」がクリエーターを魅了!
シルクスクリーンで拓く創造の可能性

アジア最大級の規模を誇るブックフェア「TOKYO ART BOOK FAIR」。
「リソグラフ」ユーザーが多く集まり、理想科学とも縁のある本イベントに、理想科学はデジタルスクリーン製版機「MiScreen a4」を使ったワークショップを出展した。

2023年度は11月23日から26日までの開催で、会場となった東京都現代美術館(東京・清澄白河)は多くの来場者で賑わった。さまざまな規制が撤廃され、中庭でのトークイベントや出展者の集い、音楽ライブなども復活開催され、会場を盛り上げた。

理想科学×UTで贈るシルクスクリーン印刷体験ワークショップ

2009年に始まった、アート出版に特化したブックフェア「TOKYO ART BOOK FAIR(以下TABF)」。今回も世界中から約300組の気鋭の出版社やアーティストが集い、魅力的なアートブックやZINE(小冊子)を出展した。「今回はコロナ後初めてとなる、規制のない開催となりました。例年以上に出展者、来場者の活気に溢れています」と話すのは、TABF代表理事の東直子さん。今回理想科学が出展したのは、デジタルスクリーン製版機「MiScreen a4」を活用したUTとのコラボワークショップ。ユニクロのTシャツブランドであるUTがセレクトした5人のアーティストによるオリジナルデザインを、「MiScreen a4」で製版しエコバッグに印刷するという体験を提供し、多くの来場者を魅了した。
参加者は、まずは好きなデザインとインク色を選択。その後スタッフの助けを借りながら「MiScreen a4」を使ってあっという間に製版を行い、インクを乗せスキージを引いて印刷を体験した。「こんなに簡単に印刷できるんだ」「初めてだけどすごく楽しい」と口々に話しながら、自分だけのオリジナルエコバッグを完成させていった。
「”表現したい“という純粋で熱いエネルギーに満ちているのがこのイベントの特徴。来場者には、いろいろな価値観や表現の多様性に触れて、自らものづくりを行う魅力を知ってほしい」と東さんは話す。一方、「アートに関する感度の高いアーティストの皆さんに『MiScreen a4』を広く知っていただきたい」と話すのは、スクリーン製版機全般の販促を担当する永田純也。「通常の紙はもちろん、厚紙や布、木材など多彩な素材に使える汎用性の高さを、皆さんのアート制作に活用してもらえたら」と語った。
創造性を刺激し、ものづくりの楽しさを教えてくれる「MiScreen a4」の魅力が大いに発揮されるイベントとなった。

5種類のデザインから好きなものを選んだら、データを「MiScreen a4」に転送。マスターを貼ったフレームを本体にセットし、手でスイッチを押さえると製版がスタート。あっという間に版が完成する。

エコバッグの上に製版済みのフレームをセットし、インクを乗せたら、スキージを引いて印刷。アイロンで熱定着させたらオリジナルエコバッグの完成となる。

ブースを訪れた来場者に、スキージを使ってインクをならすコツを伝える理想科学の社員。ワークショップ参加者のほとんどがシルクスクリーン印刷は初体験とのことだったが、簡単、かつあっという間に印刷が完了する手軽さに驚きの様子だった。

できあがったオリジナルのエコバッグを手に、笑顔の参加者たち。お気に入りのクリエーターを目当てに来た方や、偶然興味をもって訪れた方など、さまざまな方々に「MiScreen a4」を体験していただいた。

TOKYO ART BOOK FAIR
アジア最大級の規模を誇るブックフェア。「リソグラフ」を使って作成したアートブックや作品集を出展するクリエーターも多い。個人や出版社、書店などが出展し、来場者とコミュニケーションをとりながら本や作品の売買を行い、気軽にアートに触れることができるイベントとして人気を集める。
TABF代表理事の東直子さん。

理想科学 プリントクリエイト事業部
永田純也
思い描いたデザインをすぐに具現化できるのが「MiScreen a4」の大きな魅力です。今回UTとの協業で認知を拡げることができましたが、さらに多くの人に魅力を伝えていきたいですね。

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