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「理想の詩」教えて!理想先生(2021年秋号)

第1回「理科」 「オルフィス」のインクのひみつを探ってみよう!

理想科学の強みの一つが、独自のインク開発技術。今回は高速カラープリンター「オルフィス」に活用されている油性顔料インクのひみつに迫ります。

「オルフィス」はインクジェット方式の世界最速のカラープリンター。ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、グレイの5色の油性顔料インクを使ってフルカラーを表現します。

「オルフィス」の印刷のしくみ

理想科学が独自開発した「ライン型インクジェット印字ヘッド」に、5色のインクを並列に配置。用紙の短辺を1度に印字できるようになっています。

オルフィスGD内部拡大イメージ

1分間に160枚というスピードで高速搬送されてくる用紙に、正確にインク滴を着弾させることができる「ライン型インクジェット印字ヘッド」。その能力を最大限発揮させるために開発されたのが、油性顔料インクなのです。

油性顔料インクって何?

一般的なインクジェットプリンターでは主に水性インクが使われていますが、「オルフィス」では独自開発した油性インクを使用。安定した品質で、「オルフィス」の高速印刷を支えています。

発色をよくするため、顔料は繊細な粒子に均一に分散。顔料(色材)、油分、分散材、添加剤のバランスによりインク品質が安定的に保たれます。

インクと紙の相性を見てみよう

印刷直後に紙が水を吸収し、波打ちやカールなどの変形が起こりやすい水性インクに比べ、油性インクなら水を使わないので用紙の変形がありません。

油性インク =用紙変形がない
水性インク =用紙が変形しやすい

POINT

用紙変形は紙詰まりを引き起こします。用紙をスムーズに高速搬送するためにも油性インクは重要な役割を果たします。


今回の理想先生 開発本部・スギウラさん
油性顔料インクの設計を担当。釣りが趣味で4kgの鯛を釣ったことも。

TOPIC1

世界最速の圧倒的速さを誇る「オルフィス」

「オルフィス」は、世界最速の160枚/分の高速プリントを実現。その圧倒的な速さでドキュメント印刷や製本、DM作成まで、作業時間を大幅に短縮できます。 「オルフィス」が30秒でわかる動画はこちら

TOPIC2

環境性能も追求しVOC放散量削減を実現

「オルフィス」は、製品性能だけでなく、環境性能も追求しています。世界各国で規制が進むVOC(揮発性有機化合物)を削減するために、「オルフィス」プリンター本体はVOCの少ない部品を採用し、インクもVOCを減らす処方で設計を行なっています。 『理想の詩』2019春号で詳しくご紹介しています。記事はこちら

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