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「理想の詩」Close Up(2021年春号)

出張ワークショップで“生きた学び”を提供!
『MiScreen a4』で体験するものづくり

2020年秋、理想科学は、中学生を対象に『MiScreen a4』を活用した出張ワークショップを相次いで実施。生徒たちがものづくり体験を通して得た学びとは。現地の様子をレポートする。

総合学習で『MiScreen a4』を活用した常総学院中学校 
スクリーン印刷初挑戦となった、中学3年生科学探究フィールドの生徒たち。終始いきいきとした表情が印象的だった。

創造性を刺激する“生きた学び”を実現

「わー、すごい!」「印刷ってこうやるんだ」「かっこいいね」。教室のそこかしこから聞こえてくる、生徒たちの明るい声。茨城県土浦市の常総学院中学校で実施した、“世界に一つしかないトートバッグをつくる”というテーマの体験授業の一コマだ。同校はキャリア教育の一環として企業と連携した体験学習を取り入れており、今回、小型スクリーン製版機『MiScreen a4』を使った出張授業が実現した。

対象となったのは中学3年生の32人。6グループに分かれ、あらかじめ作成してもらっていたオリジナルのデザインをスキャンし、パソコンから『MiScreen a4』に送信。両手でしっかり押さえ、35秒で製版を終えると、原稿通りにマスターに孔が開いているのを見て歓声を上げる生徒たち。緊張の面持ちでスクリーンにのせたインクをスキージでのばしていき、印刷を完成させた。「生徒の反応を見て、(この企画は)うまくいったと確信できました。1色という制限でデザインを考えたので、想像力も掻き立てられたはず」と話すのは美術担当の榎本篤先生。3年で担任を持つ堀越早紀先生も、「印刷が薄くなったりした生徒もいましたがそれも個性。“世界に一つのトートバッグ”がつくれて生徒も満足したと思います」と話す。企画した祐源愛先生も「教員以外の方から話をいただく機会をつくることが目的でしたが、体験して形になるという楽しさもあり、貴重な“生きた学び”になったと思います」と話してくれた。

一方、大田区立南六郷中学校では、美術部員45人が『MiScreen a4』を使ってTシャツやトートバッグに印刷するワークショップを体験。枠張りから製版、乾燥まですべての印刷工程を体験し、初めての挑戦にいきいきとした表情で臨む生徒たちの姿が見られた。

手軽に使える『MiScreen a4』を活用したものづくり体験は、生徒たちの創造性を刺激する、実践的な学びの場となったようだ。

事前にグループ学習で仕上げた原稿デザイン(左)と、完成した「世界に一つしかないトートバッグ」(右)。「体験し、形にできるというのはふだんの授業では難しい。忘れられない記憶になったと思う」と祐源先生。

小型スクリーン製版機『MiScreen a4』はコンパクトで持ち運びしやすい卓上サイズ。パソコンと接続しデータを送るだけで、最大A4サイズのマスターが簡単に製版できる。

美術部の部活動で『MiScreen a4』を活用した大田区立南六郷中学校

45人の美術部員がワークショップに参加。8グループに分かれ、トートバッグ、Tシャツなどへのスクリーン印刷を体験した。

枠張り、製版、スキージングと、一連の行程を自分たちの手で行った。なかには重ね刷りにチャレンジした生徒たちも。 「初めての体験だったけどとても楽しかった」と笑顔で語ってくれた。

学校法人常総学院中学校

1983年開校の中高一貫校。6年間を通して独自の教育を実践。社会に貢献する21世紀型リーダーの育成を目指している。


大田区立南六郷中学校

1962年開校。明るく元気に進んで挨拶し、社会貢献できる人材を育て、自校と自分自身に誇りを持てる学校を目指している。


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