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「理想の詩」Close Up(2024年秋号)
8年ぶりに「drupa」がリアルで開催!
——「チームRISO」で挑んだ世界最⼤級の国際印刷・メディア産業展 in ドイツ
5月28日〜6月7日に開催された世界最大級の国際印刷・メディア産業展「drupa 2024」に、理想科学の海外子会社から社員が集結。「VALEZUS」と「ComColor」、また後処理機能を活用したソリューションを訴求した。その様子を振り返る。

11日間にわたった「drupa 2024」には、世界52カ国から1646社が出展。世界174カ国から17万人が来場した。
国際色豊かなメンバーがワンチームとなって強さを発揮
ドイツのデュッセルドルフ見本市会場で、4年に1度開催される世界最⼤級の国際印刷・メディア産業展「drupa 2024」。前回はコロナ禍でバーチャル開催となったため、今年は8年ぶりのリアル開催となり、広大な会場が世界中から集まった来場者の熱気に包まれた。
理想科学が掲げたテーマは「We Innovate. You Benefit / Sustainable Automation」。理想科学のコーポレートカラーのバナーが掲げられたブースには、親会社の日本はもちろん、欧州、北米・南米、中国、インドなど全世界の子会社や販売店からスタッフが集結。国際色豊かな顔ぶれがワンチームとなって、高速インクジェットプリンターの「ComColor(⽇本名:オルフィス)」や、プロダクション市場向けプリンター「VALEZUS(バレザス)」を紹介、また印刷から後処理まで自動化するソリューションを提案した。
接客の際は、異なる国や地域のスタッフ同士でペアを組むことで互いの交流も促したと話すのは、現場でブース運営にあたった海外市場戦略部の布施堂真。「フランクな従業員も多く、コミュニケーションを非常に円滑に進めることができました」と話す。また、つねに英語で対応するのではなく、来場者の第一言語が中国語なら中国語、仏語なら仏語話者のスタッフが対応した結果、打ち解けた雰囲気の中で接客できたことは発見だったと振り返る。一方、「海外の熱意あるスタッフに刺激を受けた」と話すのは、海外市場戦略部の落合実。「たとえ自国のお客様ではなくても積極的に接客にあたったり、お客様に企業や製品の歴史を熱心に語る姿から、理想科学のファンを増やしたいという熱意や、理想科学の社員でいることへの誇りが感じられた。こうした思いを会社全体で共有していくことが大切だと思いました」と話す。
世界中の仲間が一丸となって臨んだ国際展示会。理想科学の紫のバナーのもと、国や地域を超えた「チームRISO」が強さを発揮した現場となった。
海外スタッフの声
世界の子会社スタッフに、展示会の感想や会社への思いなどについてうかがいました。
RISO (Deutschland) GmbH
Valerie Fünfgeld 氏
ドイツは電気代が⾮常に⾼いため、省エネ性能は魅力的に映るだろう。来場者からのフィードバックは総じてポジティブだった。理想科学では家族のように楽しんで仕事ができるのが魅力。
RISO FRANCE S.A.
Marie-Christine Armstrong⽒
我々が市場のニーズに素早く対応し、さまざまなソリューションを持つことを⽰せた。各国のマーケットの状況や子会社の組織情報、ワークスタイルの違いなども把握でき、いい機会になったと思う。
RISO IBÉRICA,S.A.
Eduard Suris 氏
他国の子会社の成功事例を学ぶことができたのが良かった。他社と比べて製品に独自性があるのが理想科学の利点。プロダクションプリンター市場は今後ますます活性化するはずなので、新たな顧客獲得を目指したい。


理想科学のブースを訪れた来場者は1388名(来場社1257社)。会場全体の中でも、特に⼈の出⼊りが多いエリアに出展できたことから、前回よりも多くの来場者となった。
エリア内で掲示されていたサイネージ広告。「今回の訴求を通じて、プロダクションプリンター市場においても存在感を高めていけたら」と落合。


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理想科学工業株式会社 広報部『理想の詩』編集係