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「理想の詩」Close Up(2026年秋号)

ブラジルの地域社会と文化を印刷で支える「ComColor」

ブラジルでオンデマンド印刷ソリューションを提供するカンケイグループ。「ComColor」を活用した印刷ソリューションビジネスで、同社グループはいかに地域文化や社会を支えているのか。その様子に迫る。

クリチバ市南東の商業地域に位置する本社前にて、カンケイ・グラフィカ社代表のマルコス・ジャシール・ジョコフスキー・ピント氏。

「ComColor」導入をきっかけに事業領域を拡大

ブラジル南部に位置するパラナ州の州都クリチバ市は、高原の穏やかな気候と、豊かな緑地や近代建築が特徴的な美しい都市だ。同市を拠点とするのが、帳票印刷を手掛けるカンケイ・グラフィカ社と書籍出版を手掛けるカンケイ・エディトリアル社。日系の創業者によって名付けられたという社名には、まさにお客様との「関係」を大切にしていくという理念がこめられている。
「我々の母体となる企業は、納税履歴管理やSMSの一斉配信プラットフォームの提供を行っており、帳票印刷専業の企業として独立したのがカンケイ・グラフィカ社です」と話すのは、CEOのマルコス・ジャシール・ジョコフスキー・ピント氏。支払伝票印刷のためにバリアブル印刷が可能な「ComColor(日本名:オルフィス)」を導入したところ、その高い生産性を実感し、商業印刷も開始。さらに出版印刷領域へと事業を拡大した。「『ComColor』の最大の魅力は印刷スピードとコスト効率です。また、トナーを使わないインクジェット方式のため、熱による紙への負荷がなく、製本など後加工のオペレーションをスムーズにしてくれています」と話す。
住民の多くがキリスト教徒ということもあり、手掛ける書籍の多くは教会向けの内容だ。ピント氏は「年間400名ほどにのぼる著者一人ひとりに伴走支援し、彼らの物語や想いを形にしています」と話す。印刷の外部委託により多くの出版社が納期に悩むブラジルにおいて、同社は企画から印刷、出版まで一気通貫体制を構築。柔軟な対応力が最大の強みとなっている。また、「ComColor」の機動力で、「3日間で40万通のインボイス印刷を」「7日で手帳を仕上げて」といった企業や学校からの急な要望にも応えてきた。「地域の人たちの想いに応えることは、そのまま地域社会の発展に寄与することになります。これからもあらゆるニーズに対応していきたい」と語るピント氏。「ComColor」が、印刷を通してブラジルの地域社会や文化を支える確かな存在となっていた。

「ComColor」で印刷した教材類。同社グループでは月に30万〜40万枚の帳票のほか、カレンダーやパンフレットなどの商業印刷、オンデマンド書籍印刷に「ComColor」を活用している。

美しい景観が魅力のクリチバ市。

元牧師のピント氏は、自身も『365 DIAS』という書籍を出版。「今後は子どもたちに向けて、教会の歴史をわかりやすく伝えるような書籍を展開したい」と話す。

同社グループで活躍する「ComColor」。後処理にはフィニッシャーも活用している。

カラーで印刷された教材や請求書類。この後、封入や製本作業などの後処理を行っていく。

カンケイグループ
納税管理や債権回収のためのSMS配信といったデジタルソリューションと、帳票印刷を主軸とするグラフィックソリューションを展開。編集出版領域の事業拡大を受け、2019年には書籍印刷に特化した新会社、カンケイ・エディトリアルを創設した。
お話をうかがったピント氏(左から2人目)と社員の皆さん。

RISO LATIN AMERICA, INC. ユミエ・ニシダ氏
RISOの価値あるソリューションがお客様のビジネスの成長を支えていることを実感できました。今後も「お客様第一」を貫き、多種多様なビジネスの発展に貢献していきます。

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