社長メッセージ（株主の皆様へ）

 株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

 当社グループは、2025年3月期を最終年度とする第八次中期経営計画「RISO Vision 25」において、「インクジェット事業を拡大するとともに顧客志向に基づく販売企画体制を構築する」をマネジメント目標として掲げ、運営しております。

 当期（2024年3月期）は、主力の印刷機器事業において、日本では商品価格改定に伴う前倒し需要が前期末にあったため、売上高は前期を下回りました。海外では値上げ効果もあり総じて堅調に推移する中、為替の円安影響も重なり売上高は前期を上回りました。全体では売上高は減収、営業利益は減益となりました。当期純利益は、為替差益や特別利益を計上したことなどから、増益となりました。この業績にもとづき期末配当を1株あたり100円としました。

 2025年3月期も引き続きインクジェット事業の拡大を図ります。印刷機器事業で海外の販売が増加すること、7月からはインクジェットヘッド販売の売上を計上することから増収を見込みます。しかし、インクジェットヘッド事業の承継に伴い、のれんの償却を含めた販売管理費が増加することなどから、営業利益は減益の見通しです。期末配当は1株あたり100円とする予定です。

 今後も「RISO Vision 25」に取り組み、株主の皆様のご期待にお応えすべく努めてまいります。今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願いします。