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社長メッセージ(株主の皆様へ)
株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
当社グループは、2025年3月期を最終年度とする第八次中期経営計画「RISO Vision 25」において、「インクジェット事業を拡大するとともに顧客志向に基づく販売企画体制を構築する」をマネジメント目標として掲げ、運営してまいりました。
当期(2025年3月期)は、印刷機器関連事業の売上が堅調に推移したことに加え為替が前期に比べ円安に推移したことから、売上高は増収、営業利益は増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、海外子会社の構造改革費用やソフトウェア資産の減損損失を特別損失に計上したことなどから減益となりました。この業績にもとづき、当期末の配当を1株あたり50円としました。
2026年3月期においては、印刷機器関連事業ではインクジェット事業を中心に引き続き堅調に推移すると見込んでおりますが、為替レートを円高の前提としているため、売上高は減収、営業利益は減益の見通しです。親会社株主に帰属する当期純利益は当期並みの見通しです。業績の見通しには、米国関税政策の影響も反映しております。
当期をもって第八次中期経営計画「RISO Vision 25」が終了しました。「RISO Vision 25」の期間においては、インクジェット事業で多枚数プリント用途への販売を強化する中、為替の円安影響もあり増収となりました。またグループ全体の構造改革を進め事業体質の強化に努めたこともあり、安定した利益を計上することができました。
当社グループはこれまで「中期経営計画」を8回にわたり策定し、運営してまいりました。しかしながら、3ヵ年という短期・中期の業績を意識した運営にとらわれず、長期的なヴィジョンや本質的なリスクの議論を深めるため、「RISO Vision 25」に続く3ヵ年の「中期経営計画」の策定を行わないこととしました。今後はより長期かつ本質的な視点による運営を目指してまいります。
今後も株主の皆様のご期待にお応えすべく努めてまいります。今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願いします。
2025年6月
代表取締役社長 社長執行役員
羽山 明