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MiScreen a4を活用した独自教科「おおたの未来づくり」の実践授業〜こどもたちがつくるオリジナルトートバッグ〜 大田区立徳持小学校
東京都大田区では、「おおた教育ビジョン」の理念である「笑顔とあたたかさあふれる未来を創り出す力」の育成を目指し、その施策の1つとして小学校5・6年生の児童を対象に独自教科「おおたの未来づくり」を実施しています。
理想科学工業は、2025年2月27日、28日の2日間、大田区立徳持小学校に協力し、6年生に小型スクリーン製版機「MiScreen a4」(マイスクリーンエーフォー)を使った実践授業を行いました。
学校の好きな場所を撮影してトートバッグのデザインに
徳持小学校の6年生は、図工の授業で「自分の好きな場所」というテーマに取り組んでいます。今回はその授業を活かし、学校の好きな場所を撮影した写真をトートバッグのデザイン原稿にして、卒業制作としてオリジナルトートバッグを作成しました。
まずは、グループで選んだ学校の好きな場所の写真を使って製版しました。
少し緊張した面持ちでMiScreen a4を両手で押さえて、製版スタート。製版が始まると、MiScreen a4から出てくる版の様子を熱心にのぞき込む様子が見られました。


はじめてのスクリーン印刷に挑戦
次に、版にインクをのせ、1人1枚ずつトートバッグに印刷しました。
スキージを引くときに版がずれないように、グループ内で協力し合って版を押さえていました。


スキージを引き終わって、慎重に版を持ち上げると「わぁ!」という歓声が上がり、拍手が沸き起こりました。
グループで同じ版を使用しても、スキージの角度や引き方でインクの濃さに違いが出て、個性のある作品に仕上がりました。


先生方の感想
色数を増やしてさらに楽しく
藤原あい 先生
「こどもたちが楽しそうにやっているのが印象的でした。今日は初めてだったので1色限定でしたが、2色使えるよと伝えて考えさせてできたらさらに楽しいのかなと思いました」と話す藤原先生。
こどもたちに「もうすぐ卒業。これを見たら徳持小学校のことを思い出しますね」と語りかけていました。
教える場面や愛校心も
山本由美 先生
「ひとりずつが同じ絵の具を使っても、ちょっと色合いが変わるところがよかったなと思っています」と話す山本由美校長。6年生が習ったものを5年生に教えるようなシーンも考えておられました。
また、小学校の校舎を撮って作品にしていたこどもたちが多かったので、自分の学校への愛校心みたいなものが生まれたと思っていると語ってくださいました。
子どもたちのアイデアを地域に展開
遠藤指導主事
「本当にスピーディーにものができるので、スピード感に非常に驚きました」と話す大田区教育委員会指導課 遠藤指導主事。
こどもたちのアイデアを地域に配るノベルティや学校行事で使うものに活かせそうだと今後の可能性についても話してくださいました。
STEAM教育とは?
STEAM教育=Science/科学、Technology/技術、Engineering/工学、Art/芸術、Mathematics/数学を融合し、創造的に問題解決を図る人材を育成する。
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