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効果的な教材と広報チラシでものづくりの担い手を育成

新たなキャリアの追求やレベルアップなどのため、多くの訓練生が日々技術と知識を学んでいるのが、 職業能力開発促進センター(通称ポリテクセンター)だ。
教材づくりや広報活動にオルフィスEXが欠かせないというポリテクセンター米子を訪ねた。

訓練生の年齢層は10代から60代まで幅広い。全体の9割が男性だが、「住宅リフォーム技術科」と「CAD・NC加工技術科」は女性にも人気。ここで得た技術と知識を武器に、関連業界での活躍が期待される。

就職率は9割超 施設の活用を促したい

 全国各地に設置されているポリテクセンターは、主に製造業での再就職やキャリアアップを目指す人を対象に、各種専門分野の基礎から最新の技術・知識までを教える職業訓練施設。「製造業だけでなく、営業や事務などさまざまな職種や職場で、修了生が専門知識や実習経験を生かして活躍しています」と、ポリテクセンター米子で事務職を担当する橋圭輔さんは話す。

 同センターには常時約100人が在籍。「CAD・NC加工技術科」「産業技術科」など5つの専門コースがあり、実技と座学を半年間受けて修了となる。よりわかりやすく授業内容が訓練生に伝わるよう、先生たちは高速印刷できるオルフィスEXの特長を生かして独自に補助教材を作成。「市販の教材では伝えきれない部分を補助教材で補います。10分の休憩時間内で印刷作業が終えられるので、先生たちも助かっているようです」と同じく事務担当の岡部謙太さん。

 的確で親身な就職支援が奏功し、同センターの平成24年度修了生の就職率は94・9%と全国一を記録した。とはいえセンターの認知度はまだ高いとはいえず、積極的な広報活動が必要だ。「ハローワークのほか、周辺地域の人にも広く知ってもらえるよう、大規模商業施設などにも募集チラシを掲示します」と橋さん。

 広報の一環として、夏休みには小学生を対象にしたものづくり体験のワークショップも開催。電動のおもちゃをつくって電気の原理を教えたり、イスづくりから木工技術の基礎を教えたりするなど、家族連れでも楽しめる充実した内容で好評だった。
「製造業は、やはり日本の産業の基盤です。もっと当施設を活用してもらい、多くの人に新たなキャリアを切り開いてほしい。チラシづくりにも力が入ります」  日本の製造業を支える存在として、ポリテクセンターが担う役割は大きい。

補助教材や募集チラシのほか、会議資料の印刷にもオルフィスを活用。毎月5〜6回の会議のたび、10名ほどの出席者分を、多いときは30〜40枚ずつ印刷。「会議直前に原稿があがってくることもありますが、オルフィスだとあっという間に刷れるので助かっています」と岡部さん。
複雑な構造などが多く、説明が長くなりがちな場合は、視覚で伝えるのがもっとも効率がよく理解も早い。補助教材では、図、イラスト、写真を組み合わせていかにわかりやすくするかに注力。重要な文章にはハイライトをかけるなどの工夫もフルカラーならでは。
訓練生募集用チラシ(右2点)は、目を引くデザイン、わかりやすいレイアウトを心がけているそうだ。夏休みのワークショップチラシ(左)は2000枚作成し、市内の小学校に配布した。

ポリテクセンター米子

正式名称は、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構米子職業能力開発促進センター。前身となる職業訓練所は昭和43年に設立。民間の専門学校などでは難しい大規模な機械施設を擁し、住宅工法やフォークリフト操作などが学べる環境が完備されている。企業研修の一環として利用されることも多い。

話をうかがった訓練課訓練支援係の岡部謙太さん(左)と橋圭輔さん。

株式会社はらぶん 米子支店サービス 野坂 雅博さん(左)
今後もお客様のニーズを的確に把握し、新しい使い方の提案などもしていきたいです。

理想科学工業株式会社 中国営業部 代販課長 赤松 義弘(右)
印刷機やサービスを通じ、お客様と確かな信頼関係を築けていると実感しています。

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