HOME > 企業情報 > 採用情報 > 研究開発(機械)

研究開発(機械)

大関 将矢

P&Dセンター ME開発部

2015年入社

研究開発(機械)

自分が設計する製品が世の中に出ていく嬉しさと責任感がある。将来は製品の企画にもチャレンジしたい。

より高速で、きれいに印刷でき、安心して使えるプリンター実現のために

私が所属するME開発部は、「オルフィス」「リソグラフ」本体に加え、紙折りやホチキス止め可能な後処理装置など、オプション機器の設計・開発・量産維持にも取り組む部署です。

その中で私は、インクジェットプリンターの印字ヘッド下の用紙搬送ユニットの設計開発を担当しています。当社が目指すのは「高速で再現性の高い」印刷。インクジェットプリンターはインクを吐出するヘッドの下に紙を通して印刷するのですが、高速で搬送される用紙に向けてインク滴を正確に着弾するためには、高い精度も必要になります。お客様に質の高い印刷物を提供するために大切な機能の設計開発を担っています。

また、お客様に安心して使っていただくことができ、サポートしやすい機器であることも重要だと思っています。そのすべてを実現できるよう、日々、実験、評価、考察を繰り返しています。

少しずつ知識を蓄積し自分らしい提案も行えるようになってきた

私は入社後の配属から、一貫して印字ヘッド下搬送ユニットに関わっています。このユニットについては右も左もわからないような状態でしたが、先輩社員の指導の下で一から学ぶことができました。当社ではチューター制度が導入されており、その先輩にすぐ質問できるという環境が整っていたのも安心でした。

最初は、測定器の使い方や評価の方法などを覚えることから始まりました。小さいころからメモを取る習慣がついているので、わからないことはすぐにメモをとり、確認しながら仕事を覚えていきました。しだいに設計のスキルを身に着け、次にユニットの改良設計にも携わるようになりました。

部内ではユニットの改良設計についてさまざまな検討を行っていますが、私自身、印刷する画像をきれいに保つことに関するいくつかの改善提案を行ってきました。自分の提案が思った通りの性能を発揮してくれたときには、大きな達成感や充実感があります。

新製品のためのユニット設計にも従事将来はインクジェット製品の企画にもチャレンジしたい

4年目からは、将来の新製品のためのユニットの設計にも関わるようになりました。以前からチャレンジしてみたい気持ちはあったので、ようやく任せてもらえたときは、素直にうれしいと感じました。同時に、自分が設計するものが世の中に出ていくことを考えると、より一層責任感を持って取り組まなくてはいけないという身の引き締まる思いにもなりました。

また、製品を設計開発するうえでは、お客様の思いを知ることも重要です。開発の立場では見えにくいお客様のお困りごとなどは、営業やメンテナンスに携わる人と話す機会を増やして情報収集をしていきたいと考えています。

そしていずれは、インクジェット製品をゼロベースで企画・構想から立ち上げるようなことにもチャレンジしていきたいと思っています。

  

お互いを尊重しながら意見を言い合えるからとても働きやすい

私が当社へのエントリーを決めたきっかけのひとつは、大学の事務室にある当社のインクジェットプリンター「オルフィス」を見たことでした。そのプリンターを見ているうちに、当社のロゴマークが自分の記憶の中の一場面とつながったのです。じつは小さいとき、紙が高速で吸い込まれて印刷されて出てくる機器を見てすごいと思った記憶があるのですが、それが当社の「リソグラフ」だったようです。ちょっと不思議な縁を感じました。そして、私は自分が手がけたものを通して、お客様に役立つ仕事がしたいと考えていたこともあり、「こんなに高速で印刷できる機器の開発に携わりたい!」と思ったのです。

入社試験を経て、迷うことなく入社を決めました。その決め手は「人をきちんと見る懐の深さ」でした。面接の中で私自身が培った技術や知識についてはもちろん、「私」の本質を見ようとしてくれていることを感じましたし、面接後には必ず人事部の方と話す時間があり、そこでもしっかり向き合って話してくれました。本当に一人ひとりのことを見てくれる人たちがいる、そう感じました。そしてこんな人たちと仕事がしたいと思ったのです。

それは入社後もまったく変わることがありません。先輩も上司もきちんとフォローをしてくれますし、相談しやすい雰囲気です。また、仕事をする中で意見を交換し合うことが多いのですが、年齢も経験も関係なく、互いの話をよく聞き、意見を言い合えます。とても建設的な議論ができる環境にあり、働きやすさを感じています。

大学時代に学んだ知識も培ったコミュニケーション力も活かせる職場

大学時代は精密機械工学を専攻し、機械工学・設計を中心に、機械加工・電気工学・情報・流体力学などを幅広く学びました。そのうえで、化学・材料系の知識を得るため、研究テーマには有機発電材料を用いたバルクヘテロ型有機薄膜太陽電池の開発選びました。つねに自分に足りない知識や分野はなにかを探りながら、知らないことを学ぶ楽しさを感じながら勉強してきたのです。

入社後はメカ系のエンジニアとなるので、大学での研究を直接活かす機会は少ないだろうと思っていました。しかし、仕事をしていくうえで機械系、電気系、化学系などのエンジニアと話をする機会もあり、大学時代に広く学んだ知識はしっかり役立っています。

そして、知識以上に役立っているのが、得られた結果から考察し相手と議論するコミュニケーション力です。大学の研究室では、実験結果を考察・検討して、次へ進むための議論が活発に行われており、そこに参加することで身についたスキルだと思います。

就活は自分を見つめ直す絶好の機会

就活は将来の自分を幸せにするためのきっかけのひとつだと思います。自分の幸せを実現するために、自分が何をしたいのか、じっくり考えてほしい。そのためのヒントは、私自身がそうだったように、小さいころの思い出や体験から感じたことなど、意外なところに転がっているかもしれません。

そして、実際に会社説明会に参加して、たくさんの会社を見てほしいと思います。実際に会社説明会で企業の人に会うと、会社案内の冊子などでわかること以外にもたくさんの魅力が見つかるからです。ぜひ会社説明会に足を運んで、実際に働いている人とたくさん話してください。きっと自分の価値観に合う会社があると思います。そのためにも就活に臨む前に、自分にとって何が大切なのかを考えておくことが重要です。

私自身は、学ぶ姿勢のある人と一緒に仕事がしたいと考えています。自ら学ぼうとする人には、自然と周囲からも手を差し伸べられるものです。そういう関係を築いていくことでお互いに成長していけると思います。いま、私はそうした環境にいることに感謝しながら仕事をしています。

一日の流れ

8:15 出社 8:30 始業 ラジオ体操、メールチェックをする ToDoリストの確認 10:00 特許提案の検討会議 11:00 チームミーティング 12:00 昼休み 13:00 チームミーティング(評価結果の整理とまとめ) 14:00 実験 16:00 実験結果のまとめ、評価、考察。 17:10 休憩 (水、金曜日はノー残業デーのためこの時間に退社) 17:40 担当ユニットの構想や設計 翌日のToDoリストの作成 19:00 退社

RISOで働く社員

このページのトップへ